笑って英語

楽しく英語を紹介。

なんで「&」の発音は「アンド」じゃないの?

プログラミングの世界では「&」は「アンパサンド(ampersand)」と読む時もあります。

 

どうして「アンパサンド」なの?

「&」はXYZに続く二十七番目のアルファベットとされることもあったそうです。昔の英語圏の子供はあのアルファベットの歌「エービーシー…」と歌うときに最後はこう言っていました。「…エックス、ワイ、ゼット、アンド パー セ アンド(...x,y,z, and per se and)」

この「アンドパーセアンド」"and per se and"が縮まって「アンパサンド」"ampersand"になったそうです。

 

なぜプログラムの世界では「アンパサンド」と呼ぶのか?

「&」はビット演算においてAND演算をするときの演算子としてもプログラミングで使われます。なので、Javascriptチュートリアルなどで「&」の記号自体を意味するときは「アンパサンド」と呼びます。

 

「アンド」と「アンパサンド」の使い分け。

「アンド」と読むのは「&」が言葉として使われている時。

文章の中で"and"の省略として使われている場合は「&」は「アンド」と読みます。例えば、ブランド名や書籍のタイトルなどで「&」が使われる場合です。「Tiffany & co.(ティファニー・アンド・カンパニー)」、「War & Peace(ウォー・アンド・ピース)」、「Simon & Garfunkel(サイモン・アンド・ガーファンクル)」と言った感じです。

「アンパサンド」と読むのは「&」が記号として使われている時。

文章の中で言葉としてではなく記号ととして使われているときは「アンパサンド」と読みます。例えば、「HTML では&(アンパサンド)と使う時、&のようにエスケープが必要です」、「プログラミングでは&(アンパサンド)はビット演算しとして使われます」などと使われます。

食べ物の感想を聞くとき"How is it?"から卒業したい。

たとえば、海外の友達に日本のお菓子を渡したとしましょう。
「初めての味だから、どう思うかな?」と思って、いつもこう聞いてしまいます。

 

 “How is it?"(どう?)

 

もちろん、間違いではありません。
でも、他にもっと自然なフレーズがありそうな気もします。

“how is it?” は直訳すると「それ、どう?」この表現は、英語では状態や状況をたずねるときによく使われます。

  • “How is your job?”(仕事どう?)

  • “How is the weather?”(天気どう?)

  • “How is your mom?”(お母さんの体調どう?)

つまり、“how is it?” は「今どうなってる?」や「様子どう?」という客観的な状態確認のニュアンスが強いので、味の好みを聞くといった主観的な感想を聞く時には向いていないのです。

 

友達がすでに食べ始めていて、「どう?」と感想を聞きたいなら、
ネイティブらしい自然な表現は、実は別にありました。

 

ネイティブらしい言い方3選

① “How do you like it?”は感想を聞くときに

もっとも自然で丁寧。
「気に入った?」「どんな感じ?」とやさしく聞けます。

“Here, try this dango.”(ほら、この団子食べてみて。)

 (友達が食べる)

“So, how do you like it?”(どんな感じ?)

② “Do you like it?”はストレートに気に入ったかどうかを確認

よりシンプルでカジュアル。
仲の良い友達が今まさに食べている時に言うとぴったりです。

“Do you like it?”(おいしい?気に入った?)

③ “What do you think?”は相手の意見を聞いて会話を広げたい時に

ちょっと気取った感じで会話のきっかけにもなる表現。
味だけでなく、食感や香りについての話が広がります。

“What do you think of Japanese sweets?”(和菓子はどうでしたか?)

 

 

野球で「チーズ」?英語のスラング「ハイチーズ」の意味。

「cheese」は速球のこと!

例えば、大谷翔平選手が登板した試合で、英語実況が

“Ohtani just blew him away with some high cheese!

なんて言っていたら、「大谷が高めの速球で完全に打ち取った!」という感じになります。

特に「high cheese」は、ストライクゾーンの高めに来る速球のこと。スピードがあり、バッターも手を出したくなるけれど、実は打ちにくい、といういわば“勝負球”です。

 

なぜ「チーズ」が速球に?

なぜ「チーズ」が野球で使われるようになったのか、語源ははっきりしませんが、有力な説がいくつかあります。

● 1. 「チーズ=良いもの・特別なもの」

もともと英語には「the big cheese(大物、えらい人)」という表現がありました。
この「big cheese」は、実は**ヒンディー語ウルドゥー語の“cheez(チーズ=物・もの)”**が語源だとも言われています。イギリスの植民地時代に「badi cheez(偉い人)」という表現が伝わり、それが「big cheese」になったとか。

野球での「cheese」も、そこから派生して「すごい球」「特別な速球」という意味になった可能性があります。

● 2. 「チーズ=熱い、鋭い」

ファストボールは「heat(熱)」「gas(ガス)」「smoke(煙)」など、スピード感や勢いを表す比喩で呼ばれます。「cheese」もその一種として、「刺激的な球」「鋭いボール」という意味合いがあるのでしょう。

● 3. 「チーズ=白くて速い」

これは少しマニアックですが、高速で投げられたボールが白く見えて、まるでチーズのように飛んでくる…という想像から来ている説もあります。

 

まとめ

「cheese」と聞くとつい食べ物を連想してしまいますが、アメリカ英語の野球スラングでは「速くてキレのある速球」を意味します。

 

 

英語の”pants”は「下着」なのか「ズボン」なのか?

まずは結論から。

  • アメリカ英語の “pants”ズボン、トラウザーズ。

  • イギリス英語の “pants”パンツ、つまり下着。

たとえば、アメリカ人が「I bought new pants yesterday.」と言えば「昨日、新しいズボンを買った」という意味ですが、イギリス人がそれを聞くと「昨日、新しい下着を買った」という意味です。

「pants」の語源はイタリアの道化役者

ではなぜ同じ英単語がこんなにも異なる意味を持つようになったのでしょうか? その鍵は17世紀のイタリアにあります。

「pants」はもともと「pantaloons(パンタルーン)」という単語の略。これはイタリアの即興喜劇「コメディア・デラルテ」に登場するキャラクター「パンタローネ(Pantalone)」に由来しています。パンタローネは年老いた商人の役で、いつも脚にぴったりとしたズボンを履いていました。

このキャラクターの名前が次第に彼の特徴的な衣装、ズボンの形を指すようになり、「pantaloons」という言葉が英語に取り入れられました。そしてそれが短縮され、「pants」へと変化していったのです。

 

なぜアメリカとイギリスで意味が分かれた?

18世紀から19世紀にかけて、イギリスではズボンのことを「trousers」と呼ぶようになりました。「trousers」は古フランス語の「trousses」(脚を覆うもの)に由来しています。一方、「pants」は俗語やスラングとして、下着を指す言葉として使われるようになっていきました。

しかしアメリカでは「pantaloons」から派生した「pants」が一般的なズボンの呼び名として定着。こうして、アメリカとイギリスで同じ単語がまったく違う意味を持つようになったのです。

このような変化の背景には19世紀以降のアメリカ英語の独自発展があります。アメリカは「簡潔さ」や「話し言葉」を重視する傾向が強く、「trousers」のような古めかしい単語よりも「pants」のような簡単で発音しやすい言葉が好まれたのでしょう。

 

興味深いのは、イギリスでは「pants」は俗語的な印象を持ち、「trousers」のほうが上品でフォーマルに響きます。これは、英語におけるフランス語の影響とも関係があり、イギリス人がフランス語を好んで使うのは日本人が漢語を格調が高いと感じるのと似ています。「pants」というと子どもっぽい響きがあり、軽く揶揄するようなニュアンスもあるのでイギリス英語では「That movie was pants.(あの映画は酷かった)」「Say Pants to Poverty!(貧困にノーを!)」「I'm pants at football.(サッカー全然ダメなんだよね)」のような表現もあります。

一方、アメリカでは「pants」はごく一般的な表現。Tシャツとセットで「casual pants」などというように、日常着の一部として使われます。

 

「ヘブン(heaven)」と「ヘイブン(haven)」。タイピングミスから意外な発見。

ある日、英語の文章を書いていて、「heaven」とタイプしたつもりが、「haven」になっていました。最初はただのタイプミス。でも、ふと気になって、この2つの言葉の違いを調べてみたら…

 

heaven(ヘブン)」は、みんな知ってるあのヘブンです。日本語でいう「天国」や「極楽」です。宗教的・スピリチュアルな意味を持つ言葉で、神や天使が住んでいるとされる場所、または死後の世界として想像される幸せな場所です。ヘブンは想像の世界のものです。

 

haven(ヘイブン)」は、あまり日本の英語教育では出てこない言葉ですが、とても美しい響きの単語です。意味は、「避難所、安全な場所、安らぎの場所」。
嵐から逃れるための港、心が落ち着く静かな場所、誰にも邪魔されない心のよりどころ。そんなニュアンスを持っています。ヘイブンは現実世界のものです。

発音の違い:小さな音の違いに注意!

  • Heaven:ヘヴン(/ˈhɛv.ən/)→「ヘ」にストレス

  • Haven:ヘイヴン(/ˈheɪ.vən/)→「ヘイ」にストレス

※「heaven」は「ヘ」と「ヴン」ですが、「haven」は「ヘイ」と伸びます。「エ」と「エイ」の違いに注意!

 

イメージで言うと

Heavenは、雲の上の天国、神様の住む場所、永遠の安らぎですといったイメージです。日本語訳で言えば「天国」、「極楽」、「至福」です。

 

Havenは、木に囲まれた湖畔のステージ、嵐から逃れた港、心の休まる場所といったイメージです。日本語訳は「避難所」、「安らぎの場所」です。

 

「heaven(ヘブン)」と「haven(ヘイブン)」。

天国(heaven)には”e”がありますが、安らぎの場所(haven)にはありません。
たった一文字の違いですが、その発音と意味は異なります。

 

「天国(heaven)」は想像の世界のものですが、「安らぎの場所(haven)」は現実世界のものです。現実の世界では常に何かが欠けているように、英単語の「安らぎの場所(haven)」はeが欠けています。

 

「試合の流れにのる」を英語で言ってみたい。

"go with the flow of the game." =「試合の流れに乗る」

"go with the flow"が日本語で言うと「流れに乗る」と言う意味です。

 

"go with the flow"をググると以下のように説明されています。

www.google.com

"go with the flow" = "be relaxed and accept a situation, rather than trying to alter or correct it"

「状況を変えようとしたり修正しようとしたりするよりも、リラックスしてそれを受け入れること」

 

"go with the flow"はDictionary.comでは以下のように説明されています。

www.dictionary.com

"go with the flow" = "move along with the prevailing forces, accept the prevailing trend"

「周囲の力に従い、周囲の傾向を受け入れる」

 

ざっくりいうと"go with the flow"の意味は「大勢を受け入れて身を任せる」といった感じです。

 

 

"soccer"と"football"の違いが知りたい。

Twitterでサッカーという言葉の由来が説明されていました。

1800年代にイギリスの大学生の間で流行ったスラングがそのまま残ったそうです。

 

英単語の語源を説明するサイトetymolineでも同じように説明されています。

www.etymonline.com

"soccer"は"Association Football"の略語"ASSOC"が語源です。このサイトによれば、おそらく”ASSOC”の最初の三文字だと下品な言葉(”ass”「尻、間抜け」)になってしまうので、先頭の”A”が省略されたのだろうと推測しています。知らんけど…。さらに、当時のイギリスでは語尾に"-er"を付けるのが流行っていたので”ssoc”+”-er” = "soccer"になりました。

 

"football"の正式な言葉は"association football"なので、"soccer"も”football”も由来は同じになります。なんとなくサッカーの正式名称がフットボールと思っていましたが違うようです。

イギリス英語の学習辞書OxfordLearner'sDictionariesのサイトでは”Association football”はサッカーの正式名称であると以下のように説明されています。

www.oxfordlearnersdictionaries.com

”Association football” = "the formal name for football/soccer"

フットボール、サッカーの正式名称」

 

有名な百科事典ブリタニカのサイトではサッカーがアメリカで一般的になった経緯が説明されています。

www.britannica.com

アメリカでは19世紀後期にラグビーとサッカーを合わせたような競技gridiron football(現在のアメリカンフットボール)が流行り始めました。gridiron footballのこともfootballと呼ばれ始めたので、アメリカのassociation football(サッカー)の競技者は区別をつけるために「サッカー」と呼ぶことにしました。1945年に設立されたアメリカのサッカー団体の名前は当初、the United States Soccer Football Associationで、まだこの当時はFootballが名前の中に入っています。その後Footballが団体名から無くなり、アメリカではサッカーが一般的になったとのことです。

 

まとめ

サッカーの正式名称"association football"の略語"ASSOC"から生まれたのがサッカー。"association football"の"association"を省略したのがフットボール。サッカーもフットボールも元は同じ言葉です。