「水に浸かる」を英語で言ってみたい。
John Updikeの"Rabbit, Run"からの引用です。
“The air sparkled with the scent of chlorine. Clean, clean: it came to him what clean was. It was nothing touching you that is not your element. Ruth in water, him in grass and air. He is not a water animal. Wet is cold to him. Having dunked, he prefers to sit on the tile edge dipping his feet and imagining that high-school girls behind him are admiring the muscle-play of his broad back; he revolves his shoulders and feels the blades stretch his skin in the sun.”
「空気が塩素の匂いで満ちている。清潔だ。清潔さとはこういうことだとラビットは思う。自分のものではない四大元素である水に触れることは大したことはなかった。ルースは水の中で、彼は芝生と空気の中にいる。ラビットは水が苦手だ。濡れると寒い。プールにはいった後、彼はタイルの端に座って足を水につけてる間に後ろの女子高校生たちが自分の広い背中の筋肉に見とれているのが気にいっていた。肩を回し肩甲骨が日差しの中で肌がストレッチすのを感じとる」
"dunk" = 「水に浸かる」
"dunk"をググると以下のように説明されています。
"immerse or dip in water"
「水に浸す又は浸かる」
語源は以下のとおりです。
early 20th century; from Pennsylvanian German dunke 'dip', from German tunken 'dip or plunge'
”(水などの液体に)浸す”を意味するドイツ語のdunkeが語源です。
ちなみに"dunk"は動詞としてバスケットボールのダンクシュートの意味もあります。動作があたかもボールを水に浸すような感じであることからダンクシュートと呼ばれるようになったのではないかと個人的に推測します。
元高校バスケットボールのスター選手だったラビットはある日突然奥さんを置いて家出します。
Rabbit, Run【電子書籍】[ John Updike ]
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > 洋書 > FICTION & LITERTURE
- ショップ: 楽天Kobo電子書籍ストア
- 価格: 389円